ディオールの表がキャンパス、裏側が革のお財布です。
こういった造りは、表をクリーニングしている過程で、裏側の革から色なきが出てくる可能性があります。
非常に厄介な構造です。

色留め処置と、色が出ない程度の温度と洗剤の濃度で処置を部分的に繰り返していきます。

汚れの原因は皮脂と日焼けなので、

皮脂汚れを除去→漂白で黄ばみ除去→色補正で青味を追加

の工程を行いました。