ボッテガお財布のご依頼を遠方より頂きました。

直前に違うキャンパスバッグの染み抜きクリーニングをご依頼頂きましたお客様からの

リピートご利用でした。

ご依頼誠にありがとうございました!

 

表面に汚れがついていて、コバの部分は擦れてだいぶ色落ちしていますね。

お財布などは、手からの皮脂が表面からはいっていき、すこしクスミがでます。

色を入れるにも脱脂といって、その皮脂をとってからでないと、

色を弾いてしまってうまく色がのりません。

なので、最初にクリーニングをします。

その後調色をして色を筆でいれていきます。

色を作る際は、内側や、あまり日光や手が触れない箇所をみて元々の色味を確認して調色をします。

今回は内側の色味を参考に色を調色して染めています。

黄色のパステル交じりで、少し緑が入るとても絶妙な色配合で難しかったです。

ボッテガは革が柔らかいので、極力粒子の細かい顔料を使用するのですが、

汚れがきつかったりすると、それでは隠れきれないです。

そのため、粒子の大きな顔料も使用することとなるので、少し硬さがでてしまいます。

汚れが気になりだしたらなるべく早めにクリーニングに出す事をおすすめいたします。